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めまい
めまいの症状は主に次の4つのタイプに分類されます。
●回転性のめまい
自分や周囲のものがぐるぐる回る、まっすぐ歩くことが困難。
立っていられなくなる。吐き気をもよおす事もあります。
●非回転性のめまい
周囲や自分のからだがふわふわゆれる感じがある。
●平衡失調
歩行中にふらつき右や左に揺れる、バランスがとりにくくなり、
転倒しやすくなる。
●立ちくらみ
立ち上がったときに目の前が真っ暗になる。
高血圧・低血圧などの全身的な疾患、ストレス、蓄積疲労などが
関係している。
めまいは身体の平衡バランスがくずれた時に現れる症状です。では平衡感覚の仕組みはどうなっているのでしょうか?
三半規管
三半規管は平行感覚を司る器官であり、内耳の前庭につながっています。
三半規管は3つの半器官から成り立っており、すなわち
「前半器官」「後半器官」「外半器官」の半円形のチュ−ブ状の
3つの器官の総称です。
それぞれが90度の角度で傾いており、あらゆる回転運動を感知
することができる。
三半規管の中はリンパ液で満たされていて、有毛細胞(感覚細胞)が身体の動きにあわせたリンパ液の流れから脳に刺激が送られ身体の位置情報を把握するしくみです。
平衡バランスの仕組み
内耳の前庭(三半規管、耳石器)でキャッチした情報は前庭神経を通って小脳や大脳へと伝えられます。
小脳では、
1)内耳の前庭でキャッチした位置情報
2)視覚からの情報
3)筋肉や関節で感じる感覚
これらの情報を統合整理し、もっとも適切な運動や姿勢をとるよう指示しているのです。
この仕組みによって体の平衡バランスが保たれているのです。
例えば、乗り物酔いはこの1)2)3)の情報のズレから起きると考えられています。
「めまい」が起こるのは何故か?
この平衡バランスの仕組みのどこかに障害が生じたとき、めまいの症状が起こると考えられます。
その他にも高血圧や低血圧内分泌系や全身の病気が原因の場合、心身のストレスなどが原因の場合もあります。